2017年 11月 14日
住宅を検討されている方に ― 屋根・2 編 ―
前回は主に屋根の材料についてでしたが、今回は屋根の軒の出についてお話したいと思います。
街並みを見まわしますと、新築の住宅の多くに軒の出が少ない、又はないものが目に付くと思います。
それには、安価にするため、敷地が小さいため、斜線制限等の法的なこと、デザイン的な要素、このような理由が考えられると思われます。
ですが、多雨な日本では不向きな形であると考えています。
弊所では、軒をしっかり出すことを心掛けています。
その理由は、
・当然ながら雨漏りを防ぐ(最近の長雨、台風からも)
(決して雨が漏らないということはありません。
極まれに、強風により雨が下から吹き上げることがあり、その場合は漏る可能性があります)
・外壁の汚れを防ぎ、耐久性を上げる。(自然素材の外壁ならなおさら)
・小雨程度(梅雨時等)の際には、窓を開け、通気を取る事ができる。
・日本の伝統的な形であり、美しい佇まいであると感じるため。
その風景を継承したいという思いもその一つです。
そんな想いから、屋根を設計しています。
早田雄次郎建築設計事務所
Yujiro Hayata Architect & Associates
251-0052神奈川県藤沢市藤沢630-1 蔵まえギャラリー蔵2階
Phone/Facsimile 0466-27-2072
E-mail info@y-hayata.com
HP : http://www.y-hayata.com/
いなはや商店 inahayastore
E-mail contact@inahayastore.com
HP : http://www.inahayastore.com