2010年 05月 31日
第7回 園田高弘邸 「 音楽と建築の響き合う集い 」
昨日、第7回 園田高弘邸 「 音楽と建築の響き合う集い 」に参加してきました。
建築家吉村順三設計の園田邸で、音楽と建築による空間の継承、この場所の継承を目指すことを目的とした会です。
第一部は、ピアニストの大崎結真さんのショパン 24の前奏曲 作品28
初めてのピアノコンサートでしたので、とても感動しました。生はやはり迫力がありますね。
妻は、隣で爆睡でしたが(爆笑)
第二部は、建築家の奥村昭雄さん、野沢正光さんなどの吉村順三先生談義もあり、吉村先生の素顔を垣間見ることができ、楽しい時間でした。
その後は、邸内をゆっくり見ることができ、吉村順三設計の住宅内に入ることなど叶わないことだと思っていたので、とても貴重なひと時となりました。
増築部分(小川洋設計)の施工をした三海建設の三海さんともお話をする機会もあり、たいへん勉強になりました。
このような活動、NPO法人玉川まちづくりハウスが活動している、環境、くらしの改善・継承のまちづくりも、私の参加している「 鵠沼のみどりと景観を守る会 」 の参考になると思うので、様々な面で本当に貴重な時間になりました。
この会に行く前に、近くにある、堀部安嗣設計の玉川田園調布共同住宅を見てきました。やはり、周辺環境に溶け込んだ堀部さんの設計は、とても惹かれるものがあり、たいへん勉強になります。
施主の「時の試練に耐えられる建築を設計してほしい」という願いをまさに実現できており、人々の心に深く刻まれていくであろうと思います。
玉川田園調布共同住宅の並びにすぐにあるKEYAKI GARDENです。これも堀部さんの設計で、緑豊かなランドマークとなり、すばらしい街並みが形成されており、真摯に建築、環境を考えて設計したのが伝わってくる建築と景観になっていました。
NPO法人玉川まちづくりハウスも関わっていたことには、とても嬉しく思いました。鵠沼でもこのような街並みの形成ができるようがんばらなければいけないと思いますね。
真摯に建築と環境を考えて設計をする姿勢は、建築家にとって、決して忘れてはいけないことです。
私も気を引き締めて、今日からまた設計に真摯に取り組んでいこうと思います。